Scenario - love
休み時間は恋のお勉強
生徒 | 26台詞 | 授業終了後、教科担任に勉強を教わりに来た女生徒。実は先生のことを…? |
先生 | 26台詞 | 女生徒の教科担任。毎度教わりに来る生徒に対し、自分の能力不足を痛感している。 |
役名 | 番号 | 台詞 |
生徒 | 01_g01 | 「えーっと…(かきかき)…これで、いいの?」 |
先生 | 02_m01 | 「どれ、見せて……うん、合ってる(ペンで丸を書く)」 |
生徒 | 03_g02 | 「はーっ、やっとできたー! 先生ありがとー、ホントここ分けわかんなくてー」 |
先生 | 04_m02 | 「俺は別にいいけど…なぁ、俺の授業って、分かりにくいか?」 |
生徒 | 05_g03 | 「え? どうして?」 |
先生 | 06_m03 | 「いや、だってさ…ここ、ちょっとした難問だから、何時もより気合い入れて説明したつもりだったんだよ。 でも、こうして解説を求める生徒が出てるわけだし…」 |
生徒 | 07_g04 | 「えっ…あー、他の生徒も、聞きに来てたりするの?」 |
先生 | 08_m04 | 「いや、お前だけだけど…」 |
生徒 | 09_g05 | 「(ほっ)…あ、ならいいんじゃない? ほら、私の理解力が足りないだけって言うかー」 |
先生 | 10_m05 | 「その理解力のない生徒にも理解できるように教えるのが、俺の仕事だろうが」 |
生徒 | 11_g06 | 「あ、理解力ないってとこ否定してくれなかった…酷い(ぐすん」 |
先生 | 12_m06 | 「いや、だってお前、俺の授業が終わると毎回ここに来て説明し直させるじゃないか。こうも毎度だと、お前の理解力が相当乏しいか、俺の説明能力欠如ってことだろ…」 |
生徒 | 13_g07 | 「え…あ…ご、ごめんなさい。…えっとね、先生の授業、分かりやすいってクラスの皆、言ってるよ? 私の友達も、苦手科目だったのに大好きになったって喜んでて…」 |
先生 | 14_m07 | 「……それ、ホント?」 |
生徒 | 15_g08 | 「ん、ホント。先生に受け持ってもらうようになってから、成績上がった生徒増えてるでしょ?」 |
先生 | 16_m08 | 「まぁ、平均点は多少上がったかなぁ…」 |
生徒 | 17_g09 | 「でしょ? 私だって苦手科目だったけど、去年とは比べ物にならないくらい点数上がったし」 |
先生 | 18_m09 | 「の割に、未だこうやって聞きに来る訳か…お前には合わないってことなのかな…」 |
生徒 | 19_g10 | 「いや、それはないでしょ。毎度聞きに来ちゃうけど、教えてもらうと一度で理解できるもん。先生は教え方上手だと思うよ?」 |
先生 | 20_m10 | 「上手って…俺はこれで食ってんだぞ? 下手じゃシャレにならないだろ」 |
生徒 | 21_g11 | 「もー折角褒めてるのにー! たまには素直に聞いてよね、このツンデレ!」 |
先生 | 22_m11 | 「こらこら、誰がツンデレだ。俺は一度もデレた事なんかないぞ」 |
生徒 | 23_g12 | 「否定するのはそっちですか…んじゃ、今はツンツンしてるんだ?」 |
先生 | 24_m12 | 「そう言うわけじゃないけど…いい年した男だし、こんなもんだろ」 |
生徒 | 25_g13 | 「えー可愛げなーい! そんなんじゃモテないぞー?」 |
先生 | 26_m13 | 「いいよ別に。お前らみたいなお子ちゃまにモテても嬉しくないし」 |
生徒 | 27_g14 | 「お子ちゃまって…ちょっと酷くない? こう見えてあたし、もうすぐ16なんですけど。結婚出来るんですけど」 |
先生 | 28_m14 | 「そうやって年齢基準で考えてること自体、お子様な証拠だ」 |
生徒 | 29_g15 | 「えー…んじゃ先生って、年下嫌い?」 |
先生 | 30_m15 | 「別に嫌いじゃないけど…」 |
生徒 | 31_g16 | 「じゃあ、どんな人がタイプ?」 |
先生 | 32_m16 | 「タイプって…そんなこと聞いてどうするんだよ」 |
生徒 | 33_g17 | 「ちょっ、ちょっと参考にしようかなぁって。私も何時か年上の人と恋愛することがある…かもしれないし。先生も、『一応』年上だし、聞いてて損はないかなぁ…って」 |
先生 | 34_m17 | 「一応ってなんだよ…こう見えて、俺もう26だぞ?」 |
生徒 | 35_g18 | 「うっそ、10歳も上? …先生って童g(童顔)」 |
先生 | 36_m18 | 「な に か い っ た か ?」 |
生徒 | 37_g19 | 「いっ、いえ何も! …で、先生のタイプって…」 |
SE | - | 【きーんこーんかーんこーん…】 |
先生 | 38_m19 | 「ほら、予鈴鳴ったぞ。何時までもくだらないこと言ってないで教室戻れ。そして、俺の授業をちゃんと一度で理解しろ」 |
生徒 | 39_g20 | 「ちょっ、それちょっと横暴じゃない?! 別に私は理解できてないわけじゃないもん! ちょっと気がそぞろなだけで…」 |
先生 | 40_m20 | 「そぞろって…授業中に何考えてんだ、お前は…」 |
生徒 | 41_g21 | 「え…っとぉ…好きな人のこととか?」 |
先生 | 42_m21 | 「お前…授業中に呑気だなぁ…」 |
生徒 | 43_g22 | 「しっ、仕方ないじゃない! つい目が追っちゃうんだもん…止められないよ…」 |
先生 | 44_m22 | 「って、お前、授業中はちゃんとこっち見てるじゃないか。一体誰を見t…」 |
生徒 | 45_g23 | 「(上記台詞に若干かぶせて)あーーーっと! 予鈴鳴ったんでしたね! 急がないと授業始まってしまいますね!(ちょっと片言)」 |
先生 | 46_m23 | 「っておい、話はまだ…!」 |
生徒 | 47_g24 | 「それでは先生、ごきげんよう!!!」 |
SE | - | 【タタタタッ! ガラガラ、ピシャ!】慌てて立ち去る |
先生 | 48_m24 | 「ごきげんようって…」 |
SE | - | 【椅子まで歩いて座り、書類に目を通し始める】 |
先生 | 49_m25 | 「(手を止め)………まさかな」 |
SE | - | 【走っている】 |
生徒 | 50_g25 | (ばっ、ばれた? ばれちゃった?! まずいよ、今ばれるのはー!! どうせ) |
先生 | 51_m26 | 『おこちゃまは卒業してから出直せ』 |
生徒 | 52_g26 | (とか言われちゃうんだからー! ばれてない、絶対ばれてない! ばれてないことにしておいてくださいいいいいいいいいいいいいっ!!!) |
SE | - | 【足音フェードアウト】 |
2012.05.01:作成