Girl - word
≪ 01 ≫
天の邪鬼
違うよ? 私が一人でいるのは、ただ単純に一人が好きだから。ほら、誰かと一緒にいるのって疲れるじゃない? いらない期待をしたりされたり…そんな煩わしさにはもううんざりなの。分かったら、あなたもさっさと消えてくれない? ………ほら、期待するだけ無駄なのよ。傍に居てと願っても、天の邪鬼な私の気持ちなんて誰にも通じない…通じちゃ、いけないのよ…あぁあ、疲れちゃった… もう、いいかな…
トモダチ
忘れたくないものがあったの。それは、形あるものばかりじゃなかった。姿さえ見えなくて、触れる事さえできなくて…でも、それでも確かにそこに存在している。それだけは分かったの。大人たちは怖い顔で否定したけれど、私は信じてる。あの子は確かにここに居た。忘れないから…例え私が、心ない大人になり果てても…
幽霊さんのお友達がいました。