Girl - word
≪ 01 ≫
赤
それは不意に訪れる。聖痕のようにこの身を穢す。痛みを伴うこともあれば、気付かず始まることもある。程度は人それぞれで、過ぎれば暫しの安息と共に、再来に怯える日々が与えられる。煩わしいけれど、抗えない決まりごと。まったく、面倒臭いったらないね。
風紀委員
はい、ここにクラスと名前を…って、またあなたなの? 毎日毎日ご苦労なことね。毎度のことだけど、どんなに全力疾走したところで後5分足りないんだって。お願いだから、後10分早く起きてよ。そしたらそんなに息を切らせることもないんだよ? おまけに風紀委員である私の手間も省けるんだからさぁ…ホント、頼みますよ、先輩?
先輩相手ですが、馴れ馴れしい感じです。決して見下してはいないですが、最後までばれない感じで気安く。
慎重に
慎重に、慎重〜に! 絶対に落としちゃ駄目ですよ? 支えるものがなくなったら、その時点で爆発しちゃいますから。…その時は、命はないと思ってくださいね…?
おいくらですか
こんなこと聞くなんて、馬鹿げてるって分かってる。私だって沢山悩んだし躊躇もした…けれど、やっぱり確かめられずにはいられないの…だから、恥を忍んで聞くわ! …この50円切手、お幾らですか!!
深刻そうに。最後は思い切って告白する感じで。値段がはっきりしているものでしたら、切手以外に変えていただいても構いません。